鶴見医師に聞く「年末年始の健康」について
秋は、「食欲の秋」で食べ過ぎて病気が増えましたが、冬は、本当はもっと病気が増えるのではないでしょうか?
その理由は次にあります。
1. 忘年会シーズン
12月は忘年会が頻繁に行われるため、毎日のように飲み食いの会が増えて、食べ過ぎ飲み過ぎる。
2. クリスマスの存在
クリスマスにパーティーが開かれ、食べ過ぎたり、飲み過ぎたりする。それのみならず、クリスマスイブに付き物はケーキ。
この砂糖菓子がまた病気の最大の原因。
3. お正月の存在
お正月は長期間休みがあるため、この年末年始と同様に食べ過ぎたり飲み過ぎたりする。
4. 冬は運動不足
寒い季節は部屋に閉じ籠り運動不足になるが、その上に、1,2,3の食べ過ぎ飲み過ぎが加わり不健康になる。
5. 冬は魚が旨いシーズン
蟹、鰤、海老、鮭、鰯、イクラ、数の子、穴子、鯖、ウニ、赤貝、ホタテ貝と言った魚貝類が旨いシーズンこそ冬。
かような魚に合うのは、やはり、日本酒の熱燗。
また、ついでにステーキの旨いシーズンでもあるため、ますます食べ過ぎ飲み過ぎる。
つまり、運動不足にも関わらず、毎日食べ過ぎ、飲み過ぎてしまうのが年末年始。 しかも、肉、魚を食べる量は圧倒的に増える。
となると、当然なことだが、圧倒的に病気に直結する因子だらけになる。
- ● 動物性蛋白質の過食
- ● 動物性脂肪の過食
- ● 甘い砂糖菓子の過食
- ● そもそも過食
- ● 夜どおしの食事
- ● 運動不足
- ● 酒類の過飲
かような因子があるのが冬ですから、不健康になる最悪のシーズンと言えるのは、当然ではないでしょうか?