鶴見医師に聞く「大便は二日に一回では病気になる」について
「便は二日に一回だがそれが習慣になっている。今は健康だからそれでよいと思っている」という人がいますが、二日に一回の排便者で健康者は一人もいません。なぜなら、便は一日出ないだけで腐敗菌が急速に増多するからです。そして免疫力をトコトン落とします。
便は直径二~三センチ
健康体になればなるほど、太くしっかりした形になりやすい。
長さは一五センチ前後
これも太くて長くてたくましいほうがよいでしょう。
量は一回に100グラム前後
多い人は一日に300~500グラムぐらいあります。健康な人は500グラム以上にもなるといいます。
大腸は400種類、400兆個もの細菌が存在しています。光岡知定氏(東京大学名誉教授)は、便には三つのタイプの菌が存在していると言われています。
すなわち、全体を100%とすると、善玉菌は28~30%に対して、悪玉菌は1~3%まで許されていて、日和見菌が70%だといいます。
日和見菌というのは、通常は善悪どちらにも働きませんが、善玉菌優位なときは善玉菌の応援をし、悪玉菌優位なとき悪玉菌の味方をします。まさに日和見菌なのですが、これも大切な役割をしているのです。
大便を沢山出す具体的方法
・生野菜サラダを多く摂る。
・煮た野菜や豆や茸や芋を食す。
・具沢山味噌汁を食す。
・乳酸菌の生きている漬物(ぬか漬け・キムチ・ピクルス等)を食す。
・納豆をよくかき混ぜ食す。
・フルーツを沢山食す。
など。
免疫力が高い人の体の特徴
・一日二回、かなりの量の便が出る
・便やオナラが臭くない
等です。このことが、最良の腸管免疫(70%)を活性化させます。
ありとあらゆる慢性病(難病、がん含む)が起こってきます。それ故、プロバイオティクス、プレバイオティクス、バイオジェニックス、食物繊維、あらゆるプラントフードが大切になるのです。
また、質の良いサプリメントやフルーツも素晴らしいので、日々摂取する事をお勧めします。