鶴見医師に聞く「梅雨の時期を快適に過ごす方法」について

鶴見医師に聞く「梅雨の時期を快適に過ごす方法」について

梅雨の特徴は、じとじとと降る雨であり、湿度が極めて高い(80%以上)環境。
かような時期は、体がダルくて仕方ないことが多いです。
また、何をするにも億劫になりがち。

湿度が高いとやはり、プラスイオンは極めて増え、マイナスイオンは激減します。 血管もリンパも気管支も収縮します。

それ故、血流やリンパの流れが悪くなり、疲労物質は蓄積し、体からは嫌な汗が出ます。

かような時は、部屋をカラッとした状態に保つための除湿器を駆動させ、食事に気をつけることも重要です。
やはり、酵素の多い、生野菜、フルーツ、納豆を多くし、食物繊維の多い日本蕎麦や、海藻・野菜・根菜などを良く食べたい。

自宅で血流などを改善するには

汗をかくのも大事ですが、健康維持には体温を上げることも重要。 体温が低いと血流が悪くなり、活性酸素が増殖し、がんなど病気の元になるからです。

汗をかいて、体温を上げるには"自宅で洗面器などを使い足湯が楽でいいのでは!?"と思った方もいると思いますが、実は、ふくらはぎを温める方が良いです。

なぜ、足湯ではなく、ふくはらぎなのか。
ふくらはぎは、第2の心臓と呼ばれており、血液を下から心臓に送り返すポンプの役割をしています。そのふくらはぎを温めることによって、全身の血行を促進し、代謝をあげることにつながります。なので足先を温めるよりも、ふくらはぎまで温めることが良いのです。

ふくらはぎを温める効果

ふくらはぎを温めると得られる効果は、いくつかありますが、大きくは、痛みを軽減する効果があります。
1. 肩こり、腰痛の痛み軽減
2. 頭痛の軽減
3. 血行を促進する
4. 体の疲れを取る
5. 体の痛みの緩和

では、どの様に温めればよいか。

準備

バスソルト

1. 浴槽にひざ関節まで43~44℃でお湯を張り、塩を大さじ1~2杯入れる。
2. 体はTシャツなどを着て、汗をかきやすい格好をする。
3. 代謝が良くなるように、入浴前に水を300~500ml飲む。
4. 汗をたくさんかいてもよいようにタオルも用意する
頭に氷など冷たいものをのせることで、「頭寒足熱」の状態になり、更に体が温まります。

入浴時間

30~40分を目安とする。

入浴後

水分が失われているので、充分に水を摂取する。

まとめ

足先だけではなく、ふくらはぎまで温めることで血行が良くなり、代謝もあがり、体温の上昇にもつながるので、30分以上の「ふくらはぎ」を温める半身浴がお勧めです。

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