茄子の凄い効能について
「秋茄子は嫁に食わすな」ということわざがあります。
茄子を食べると『冷えて妊娠しにくくなる』として、姑が嫁を思っての言葉とされていますが、これは嘘。
茄子が冷え性の原因となることはほとんどないと判明しています。
むしろ、姑の嫁いびりからが語源とのうわさ。
つまり、茄子は『あまりに美味しいし健康になる』ため、「嫁に食べさせたくない」という古来の考えからの言葉のようです。
そのため、今となっては一年中ありますが、茄子は秋になると重宝されていました。
とにかく、茄子は『美味しいし健康になる』野菜のトップクラスの野菜なのです。
ある調査機関が『がん細胞の分裂増殖を抑制する野菜は何か』を調べました。
ネズミをがんにし、野菜の抽出物をエサに入れ、どのくらいがんが縮小するかを比べて見たものです。
最も縮小するがん抑制率のランクは、以下。
1位:茄子、2位:ブロッコリー、3位:小松菜、4位:ほうれん草、5位:胡瓜、
6位:ピーマン、7位:牛蒡、8位:大根、9位:トマト、10位:玉葱
野菜なら何でもがんを抑制する力がありますが、やはり1位の茄子の存在は大きいでしょう。
茄子はがんのみならず、あらゆる病気に有効なのです。 その理由を考えてみます。
茄子が病気に対抗する理由
ナスニン(アントシアニン)
ナスニンは茄子の皮に含まれる鮮やかな紫色の成分。これは、抗がん作用が強く(活性酸素除去が強い)、動脈硬化や高血圧の予防、認知症予防を強く持ちます。ナスニンは抗酸化力ではトップクラスの存在です。
食物繊維と形状
食物繊維の量は、生茄子なら2.2パーセント程度と野菜としてはごく一般的。しかし、茄子は食物繊維の形が特徴的で、スポンジの形状をしているのです。(さつまいもも同形ですが、茄子ほどではない)生茄子や茄子の漬物を多く食べると便通がよくなるのは、この形状に秘密があります。
スポンジ状の茄子は腸内で不要なものをどんどん吸収するのです。
通常の食物繊維のみの効果を大きく上回る毒素排出力があるため、快便による毒出し効果は大きな抗がん作用をもたらします。
ミネラル
特に多く含まれているのはカリウム。心臓、腎臓でよく働き、高血圧予防やむくみ解消につながります。
食べ方
茄子の食べ方は色々あります。
漬物、煮物に焼き茄子、炒めものや、天ぷらなどの揚げものも。
その他にも鍋に入れたり、味噌汁に入れたりしてもおいしくいただけます。
少し変わった食べ方では、ジューサー(低速ジューサー)にかけて調理に混ぜてもOK。
水茄子は普通のなすとは違いアクが少ないため生のまま食べれるのでワサビ醤油で。
どのように食べても美味しいですが、薬効効果の強い食べ方ベスト3は以下
①生茄子ワサビ醤油で
②茄子の漬物
③低速ジューサーで残った繊維を味噌汁等の汁物に混ぜて
茄子は低カロリーで肥満防止になり、薬効効果が極めて高いので、一年中食べたい食材ですので、是非食卓に並べて頂ければと思います。