鶴見医師に聞く「インフルエンザや風邪にならないコツ」

鶴見医師に聞く「インフルエンザや風邪にならないコツ」

11月から、A型のインフルエンザが強い勢いを見せていますね。ですが、かからない人はちゃんといるんです。一体どうしてかかるのか、またかからないのか、その秘訣は何なのか。
A型インフルエンザワクチンを打てば予防できるとお思いでしょうか?それは大きな誤解です。インフルエンザは様々な種類があり、A型だけでもその種類は多岐に渡ります。
ワクチンを打ってもかかってしまうのは、打ったワクチンの型とは異なる新たなタイプに罹るからです。要するに、ワクチンは全てをカバーしているわけではないのですよ。

それでは、なぜかかる人がいるのでしょうか?その答えは、腸内免疫が低いからです。実は、腸内免疫は私たちの全身の免疫の約70%を占めていると言われています。
大便が豊富で臭くないというのは、腸が善玉菌で満たされており、腸内免疫が充実している証拠なんです。腸内免疫を落とすような食生活や生活習慣をしていると、インフルエンザにかかりやすくなってしまうわけです。

 

インフルエンザにかかりやすい人の特徴としては、以下のような食生活や生活習慣が挙げられます

1.甘いものを好む人
2.動物性タンパク質を多く摂る人
3.小麦粉を多用する食品を好む人
4.夜遅くに食事をする人
5.食べ過ぎる人
6.酸っぱいものを避ける人
7.生野菜をあまり食べない人
8.フルーツをあまり食べない人
9.間食が多い人
10.便秘気味の人
11.運動不足な人
12.日光浴をしない人
13.感情の起伏が激しい人
14.タバコを吸う人
15.アルコールを多く摂る人

 

一方で、インフルエンザが流行してもかからない人の特徴はこんな感じです

1.生野菜をたくさん食べる人
2.フルーツをよく食べる人
3.酸っぱいものを好む人
4.不健康なものを避ける人
5.夜食を控える人
6.間食をしない人
7.日光浴を心がける人
8.早寝早起きをする人
9.定期的に運動する人
10.毎日しっかり便を出す人
11.明るく性格が良い人
12.タバコを吸わない人
13.アルコールを控えめにする人 

これらの生活習慣を心がけている人は、インフルエンザにかかりにくいと言えます。特に、酢の摂取は大切です。
黒酢や食酢、ビネガーを普段から取り入れ、梅干しを好む人は、その効能でインフルエンザに強くなるのです。
また、生野菜や漬物、フルーツを好んで食べる習慣も、免疫力を高め、病気に負けない体を作るのに役立ちます。
さて、マスクについては、実のところ、ウイルスが非常に小さくマスクを通過してしまうため、効果は限定的だと私は考えています。

 

最後に、これからもっと寒くなり、インフルエンザの季節が本格化していきます。私たち一人一人が正しい知識を持ち、適切な予防を心がけることが大切です。
それには、上記の生活習慣の見直しが非常に有効です。皆さんの健康を守るためにも、少しでも参考になれば幸いです。元気で健やかな毎日をお過ごしください。

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