鶴見医師に聞く「毎日を最高の状態で: 自律神経のバランスで健康生活」

鶴見医師に聞く「毎日を最高の状態で: 自律神経のバランスで健康生活」

皆さん、こんにちは。
4月は新生活をスタートする方々にとって新しい挑戦の始まりです。
新しい環境や人々との出会いは、わくわくする反面、ストレスを感じることもあるかもしれません。そんな時、自分の心と体の状態を整えることが非常に重要です。

今回は、私たちの健康に不可欠な自律神経のバランスに焦点を当てます。私たちの体を走る自律神経は、日々の活動と休息を調節していますが、現代人の多くはこの貴重なバランスを見失いがちです。そこで今日は、自律神経の上手な使い方について、詳しくお話しします。

自律神経には、①交感神経②副交感神経の二つがあります。
交感神経が働く時、私たちは活動的な状態になり、アドレナリンやノルアドレナリン、成長ホルモンなどが分泌されます。
これは運動や活動の担当で、体を興奮させる働きを持っています。逆に副交感神経が優位になると、セロトニンやブラジキニン、アセチルコリンなどが分泌され、リラックスしたり、休息を取ることができます。
しかし、ストレスや生活習慣によって交感神経が過剰に活動し続けると、体には様々な不調が現れます。

例えば、森を散歩している時に熊に遭遇した場合、交感神経は急激に優位になり、「闘うか逃げるか」の準備をします。
同様に、スポーツ選手が試合に臨む時、勝負の緊張感から交感神経が優位になり、アドレナリンが分泌され、時には驚異的な力が発揮されます。
だが、この状態が常態化すると、胃腸は動かなくなり、血液はドロドロ状態になり、様々な病気の原因にもなり得ます。

そこで重要なのが、ストレスを受けた後に、副交感神経を優位にする生活習慣です。
具体的には、怒らない悪口を言わないいつも笑顔でいることが、自律神経のバランスを整える上で非常に重要です。
食事中も、怒りながら食べると消化が悪くなりますので、感謝の気持ちを持って楽しく食べることが推奨されます。
これらの日常の小さな心がけが、健康な自律神経のバランスを保つ鍵となります。
皆様、自律神経のバランスを整えることは、私たちの健康を守るだけでなく、日々の生活を豊かにする上でも大切なことです。
日常の中で感じる様々な感情やストレスと上手に向き合い、心身の調和を目指しましょう。

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