鶴見医師に聞く「猛暑を乗り切る!最新の熱中症対策完全ガイド」

 鶴見医師に聞く「猛暑を乗り切る!最新の熱中症対策完全ガイド」
今年の夏は異常な暑さが続いていますね。日本各地で猛暑やゲリラ豪雨が発生し、地域ごとの気候差に驚かされています。アメリカでも同様に異常な暑さが続いているとのことです。今日は、そんな猛暑の中で避けられない「熱中症」について、最新の知識と共に詳しくお伝えします。

**熱中症の危険とその症状**

熱中症は、過度な暑さにより体温が急上昇し、脳への血流が異常に増加することで引き起こされる病気です。初期症状としては、全身のだるさ、めまい、頭痛、吐き気などがあります。さらに進行すると、筋肉痛や低血圧、意識の朦朧、さらには意識消失などが現れます。特に、意識が長時間消失すると命の危険が伴いますので、速やかな対応が必要です。
一般的には、クーラーの効いた部屋に横にして、頭を冷たいタオルで冷やすと、直ぐに回復はします。
熱中症の意識朦朧は、起立性低血圧で起こるからです。

**最新の熱中症予防の基本**

1. **暑さを避ける**:
極力暑い場所に行かないようにしましょう。特にスポーツやアウトドア活動は控えめに。
2. **適切な休息**
やむを得ず外出する場合は、頻繁に休憩を取り、氷枕や扇風機、クーラーのある場所で体を冷やすことが大切です。
3. **水分補給**
冷たい水、特にミネラル入りの水をこまめに飲みましょう。
4、砂糖菓子や動物性タンパク質の過食は少なくしましょう。

**最新の研究からのアドバイス**

最近の研究では、体温を下げるために有効な方法として、「冷却ベスト」や「冷却タオル」の使用が注目されています。これらは特にスポーツをする際に便利で、体表面の温度を効果的に下げることができます。また、経口補水液(ORS)の利用も効果的です。これにより、体内の電解質バランスを保ちながら、効果的に水分補給ができます。

**ゴルフをする方へのアドバイス**

ゴルフを楽しむ際には特に注意が必要です。カートを利用し、クーラーボックスに氷枕や冷たいミネラルウォーターを用意しましょう。頭や首を冷やしながら、こまめに水分を摂取することが重要です。さらに、最近ではゴルフ用の冷却タオルも販売されており、これを活用することでより効果的に体温を管理できます。
ラウンドする時は日傘をさしましょう。

**熱中症の危険性**

熱中症は適切に対処しなければ、命を奪うこともあります。バスに取り残された子供が亡くなる事件など、心が痛むケースも発生しています。少しでも熱中症の兆候を感じたら、すぐに体を冷やし、ミネラルウォーターを飲むなどの対策を取りましょう。

この夏を健康に乗り切るために、最新の知識を活用してしっかりとした熱中症対策を心がけましょう。それでは、また次回のメルマガでお会いしましょう。

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